大型犬と車で旅行するときの注意:車中泊・休憩・健康の記録

大型犬と泊まれる宿は、高原や海辺など車で行く場所に多く、移動が長くなりがちです。宿へ行く前後の長いドライブや車中泊で気をつけたいこと、旅行に持っていきたい健康の記録をまとめました。法律や制度に触れるところは官公庁の公式ページを出典にしています。車への乗せ方や出発前の持ち物は、大型犬と車で宿へ行くときの準備と注意にまとめています。

このページは旅行の準備についての一般的な情報です。愛犬の体調・持病・薬についての判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

1. 長い移動は休憩をはさむ

環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」は、動物の輸送について、疲労や苦痛をできるだけ小さくするため、なるべく短い時間の輸送方法を選び、必要に応じて適切な休憩時間を確保すること、輸送中は適切な間隔で餌や水を与え、適切な温度・湿度の管理や換気に留意することを、飼い主が努めることとして挙げています。

大型犬と遠くの宿へ行くときは、休憩の場所と時間を出発前に決めておくと、無理のない計画になります。休憩のたびに水を飲ませ、トイレや軽い散歩をさせ、車内が暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりしていないかを確かめましょう。ドアを開ける前にリードを付けておくと、駐車場での飛び出しを防げます。

2. 車中泊をするときの暑さ

環境省は、冷房の効いていない車内はわずかな時間であっても非常に高温になるとして、短時間でも車から離れる場合はペットと一緒に行動するよう呼びかけています。車中泊でエンジンを止めて休む間も、車内は冷房の効いていない状態になります。

気温の高い時期に愛犬と車中泊をする計画は、見直すのが安心です。宿に泊まる日程にする、出発や到着の時刻をずらすなど、愛犬が暑い車内で過ごす時間を作らない計画を考えてみてください。宿の決まりにも車で待たせることに触れたものがあり、当サイトの掲載宿では3件の宿が車での留守番について書いています(愛犬のお留守番・預かりのルールで選ぶ宿)。

3. 雪の日に車で休むとき

国土交通省の北陸雪害対策技術センターは、駐車するときはエンジンを切るよう呼びかけ、雪でマフラーが塞がれると一酸化炭素中毒の危険があるとしています。冬に雪の地域の宿へ行くときは、エンジンをかけたまま車の中で休むことは避け、暖かい服や毛布を人と愛犬の分も用意しておきましょう。道路の状況や冬の装備は、出発前に確かめてください。冬に泊まれる宿は冬に大型犬と泊まれる宿にまとめています。

4. 道の駅での車中泊

国土交通省は、「道の駅」は24時間利用できる休憩施設なので、運転の途中で疲労回復のために車内で仮眠をとることはかまわない一方、駐車場など公共空間での宿泊利用は基本的に遠慮してもらっている、としています。宿泊利用のための駐車スペースを別に設けている道の駅もあるため、使う前に各道の駅のホームページなどで確かめるよう案内しています。

長い移動の途中に休むときは、仮眠のつもりで使い、泊まる予定の日は犬と泊まれる宿や、車中泊ができると案内している場所を選びましょう。

5. 健康の記録の写しを持っていく(お薬手帳のように)

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」は、ペット用の備蓄品と持ち出すものの例として、療法食や薬に加えて、「ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報」を挙げています。災害のための例ですが、旅行中に体調を崩して旅先の動物病院にかかるときや、宿で証明書を求められたときにも同じ情報が役に立ちます。人のお薬手帳のように、次のものの写しを1か所にまとめて持っていくと安心です。スマホに写真で残しておくのもよいでしょう。

持っていくものメモ
飲んでいる薬・療法食の情報薬の名前がわかるもの(動物病院の薬の説明書や薬袋の写しなど)。薬や療法食そのものも、旅行の日数より少し多めに持っていくと、帰りが遅れたときも慌てずにすみます
ワクチンの接種の記録混合ワクチン・狂犬病の予防注射の証明書の写し。宿によっては、チェックインのときに提示を求められます
かかりつけの動物病院の連絡先病院名と電話番号。旅先で動物病院にかかるときに、ふだんの様子を問い合わせてもらえるように
持病・これまでの病気、検査の結果あれば、わかる範囲で書いておく
愛犬の写真全身と顔がわかる写真。迷子のときにも役立ちます

当サイトの掲載宿では、予防接種の証明書の持参・提示・提出が必要と書かれている宿が83件あります。宿ごとの書類の条件はワクチン証明書など、書類の条件で選ぶ宿で確かめられます。旅先の動物病院や連絡先の調べ方は、旅先での迷子に備える・旅行中に災害が起きたらもご覧ください。

出典

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